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エムズレディースクリニック(札幌市) 院長 神藤已佳先生

札幌駅北口・西口から徒歩3分というアクセスのよさもあって、20代から30代を中心に、下は10代から上は80代までと、幅広い年齢層の女性が、妊婦健診から、生理痛(月経痛)、生理不順(月経不順)、更年期不妊、避妊、性感染症など、さまざまな目的や訴えで訪れるというエムズレディースクリニック。院長の神藤已佳先生に2007年5月開院以来の同クリニックのとり組みについておうかがいしました。

あなたの生理痛を治療する方法があることを知ってもらいたい


神藤已佳先生
(しんとう・みか)先生
旭川医科大学医学部卒業。旭川医科大学付属病院、室蘭日鋼記念病院、札幌社会保険総合病院、国立循環器病センターなどの勤務を経て、2007年5月に札幌市内にエムズレディースクリニックを開業。同クリニックは産科、婦人科を標榜し、妊娠、生理痛、生理不順、更年期、不妊治療まで、幅広い年代の女性のさまざまな悩みに応えています。

「生理(月経)の時は痛くて当たり前、生理痛は我慢すべきもの、という思い込みを持っている方はまだ少なくありません。中には嘔吐してしまうほど重い症状があったのに我慢し続けていたという患者さんもいて、ビックリしたこともあります。痛みの感じ方も、程度も、人と比較することができないだけに『こんな理由で行ってもいいの?』と受診をためらっていた人もいるのでしょうね。でも、気軽にいらしていただいていいんですよ。生理痛は日常生活への支障も出ますし、QOL(生活の質)にも関わります。生理痛は我慢しなくてもいいこと、生理痛で苦しんでいるなら、今はそれを治療する方法があることを知ってもらいたいですね。当院では生理痛ゼロを目指しています」(神藤先生)。

生理痛があることが分かった患者さんには、その治療方法として鎮痛剤、漢方薬、低用量ピルなど様々な治療法があることと、それぞれのメリットやデメリットについて丁寧に説明されるそうです。その上で患者さんご自身に治療法を選択してもらうそうです。特に低用量ピルについては、神藤先生だけではなく、看護師さんも別室で丁寧に説明に当たられるそうです。
「低用量ピルの飲み方、副作用、飲み忘れたときの注意点などはもちろんですが、費用に関する情報なども必ずお伝えしています。例えば、子宮内膜症の治療に低用量ピルを使用するなら、だいたい月にこれくらいかかりますよ、とできるだけ具体的にお話しするようにしています。治療は継続することが大切ですので、途中で離脱してしまわないよう事前にきちんと話し、患者さんにも納得してもらうことが大切だと考えています」(神藤先生)。

たとえ、その時は低用量ピルを選択しなくても、知識として持っていただくことで、後日、低用量ピルの服用を希望して来院される患者さんもおられるとか。そのためにこうした説明は、生理痛の患者さんに限らず、クリニックを訪れるほとんどの患者さんを対象に実施しておられるそうで、その結果、友達同士での来院や、「うちの娘の生理痛がひどいから」と、親子での来院につながっているそうです。

次は【わたしのとり組み】

エムズレディースクリニック

住所
〒060-0807
札幌市北区北7条西5丁目7−1 札幌北スカイビル5階
(JR札幌駅北口・西口から徒歩3分。ヨドバシカメラ北向かい)
診察時間
月〜金曜 午前10:00〜13:30
午後15:00〜19:00
土曜   午前9:00〜13:00
日曜、祝日は休診(夜間、休日の対応も可能な天使病院と連携)
※火・水の午前中以外は男性の立ち入りはできません。
電話番号
011-738-7777
ホームページ
http://www.ms-ladiesclinic.com/

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